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FVG(フェアバリューギャップ)とは?見方と埋まる確率

FVG(フェアバリューギャップ)の意味、3本のローソク足での見つけ方、CE(50%)、インバースFVG、BPRを解説。当サイトの1時間足データでFVGが埋まった割合も紹介します。

FVG(フェアバリューギャップ)とは?見方と埋まる確率

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**FVG(フェアバリューギャップ)**とは、3本連続するローソク足で、1本目と3本目のヒゲが重ならず、真ん中の足をまたいで値の空白ができた状態を指します。短時間で価格が通過し、その間の取引がほとんどなかったことから「インバランス(不均衡)」と呼ばれます。当サイトの1時間足データでは、多くのFVGが1日以内に価格に戻られました。ただし「戻られる」ことと「売買の根拠になる」ことは別です。

開示:OnForex は、このページの Exness リンクから紹介報酬を受け取ることがあります。本ページは一般的な教育情報であり、投資助言ではありません。

このページでは、FVGの見つけ方と測り方、CE(50%)、インバースFVGとBPR、そして当サイトのデータで見た「埋まる割合」を説明します。

FVG(フェアバリューギャップ)とは

連続する3本のローソク足を見ます。上昇時の強気FVGは、1本目の高値より3本目の安値が高いときに成立します。この2つの価格の間が空白です。2本目は動きを作った勢いのある足です。下落時の弱気FVGは、1本目の安値より3本目の高値が低いときに成立します。

強気FVG弱気FVG
条件3本目の安値 > 1本目の高値3本目の高値 < 1本目の安値
ギャップの範囲1本目の高値〜3本目の安値1本目の安値〜3本目の高値
見方押し目で支えになるか戻りで抑えになるか

「フェアバリュー(適正価格)」という名前は、あくまでラベルです。EURUSD の適正価格は誰にも分かりません。実際にこのパターンが示しているのは、「この価格帯は飛ばされた」ということだけです。

1〜3本目のローソク足、CE(50%)の線、ギャップへ戻る価格を示したユーロドル1時間足の強気FVGのチャート
EURUSD 1時間足、2026年8月6〜10日。1・2・3本目に番号を付け、破線がギャップのCE(50%)。その後、価格がギャップへ戻っています。

数字で見る例

次の数字は説明用の仮のもので、実際のトレードではありません。EURUSD の1時間足3本で、1本目の高値が1.0850、3本目の安値が1.0868だったとします。ギャップは18pipsの幅で、その50%の位置(CE)は1.0859です。直近14本の平均的な値幅(ATR(14))が10pipsなら、ギャップはATRの1.8倍で、はっきりした大きさのインバランスといえます。

FVGの引き方と絞り込み

  1. 3本を探します。 2本目が前後の足に比べて大きいことが目安です。
  2. 1本目と3本目のヒゲが重ならないか確認します。 実体ではなく、ヒゲの端から端までで測ります。
  3. ギャップの大きさを測ります。 小さなギャップは頻繁に出ますが、意味は薄いです。当サイトでは、ATR(14)の0.3倍以上のギャップだけを数えました。**ATR(Average True Range)**は直近14本の平均的な値幅です。通貨ペアに合わせて基準を調整してください。
  4. 週末のギャップは除外します。 市場が閉まったことで生じるもので、取引時間中の速い動きではないためです。
  5. 四角で囲み、埋まるまで右へ伸ばします。

手で引いても、インジケーターを使っても構いません。道具よりルールの一貫性が重要です。

CE:ギャップの50%の位置

**CE(Consequent Encroachment)**は、ギャップの中間点です。上の例では1.0859です。使い方は主に3つあります。

  • 最初の反応の目安: ギャップに入った価格が、真ん中付近で反転しやすいとされるため。
  • SLの目安: CEを逆方向に終値で超えたら、ギャップが機能していないと判断するため。
  • 部分利確の目安: ギャップの外から逆方向に動いているときに使います。

どれもルールではなく、事前にリスクを決めるための目印です。

埋まった・部分的に埋まった・反転した

  • 部分的に埋まった: 価格がギャップに入ったが、反対側の端までは届かなかった。
  • 完全に埋まった: 価格がギャップの反対側の端まで到達した。
  • インバースFVG(IFVG): 元の方向と逆に、ギャップを終値で抜けられた。ギャップは失敗したとみなされ、反対側から戻ったときに、逆の役割(たとえば失敗した強気FVGが抑え)になるかを見ます。

役割の反転という考え方は、OBが失敗したあとのブレイカーブロックと同じです。

BPR(Balanced Price Range)の簡単な説明

BPRは、逆方向の動きでできた強気FVGと弱気FVGが同じ価格帯で重なった部分です。価格がその範囲を両方向に通過したことになります。この重なりを反応しやすいゾーンとして引くトレーダーもいます。別の手法というより、同じ考え方の応用です。

当サイトのデータ:FVGはどれくらい埋まったか

ATR(14)の0.3倍以上のギャップを1時間足で探し、週末は除外しました。出典:OnForex が Yahoo Finance の1時間足を分析(2024年1月〜2026年10月。ゴールドは2024年6月〜2026年10月、COMEX金先物)。

EURUSDGBPUSDUSDJPYXAUUSD
見つかったFVGの数2,1062,1521,3811,068
24時間以内にCE(50%)へ到達75.8%74.9%73.3%72.7%
24時間以内に完全に埋まった68.7%66.4%65.5%64.9%
120時間以内に完全に埋まった85.8%84.3%84.3%82.3%
ユーロドル、ポンドドル、ドル円、ゴールドで4つのSMC統計を比べ、50%の基準線を引いた棒グラフ
OnForex による1時間足の分析、2024年1月〜2026年10月(ゴールドは2024年6月〜)。FVGの棒は高く、OBやスイープの棒は50%線付近にあります。

データから分かることを整理します。

  • ギャップはよく戻られます。 約4分の3が1日以内にCEへ届き、5日以内には8割以上が完全に埋まりました。
  • これは主に普通の平均回帰です。 速い足のあとは、動きの一部を戻すことがよくあります。ギャップはその場所を示すだけなので、「埋まる」は「押し・戻りがあった」とほぼ同じ意味です。
  • 戻ることと、方向が合うことは別です。 データは「戻ったか」を数えただけで、そのあと有利に動いたかは見ていません。戻ったあとにギャップを抜けられたなら、ギャップは埋まり、同時にSLにもかかっています。

つまりFVGの誠実な使い方は、「押し・戻りがどこで終わりそうかを示す地図」であり、速い足を追いかけずに待つ理由です。次の値動きの予測ではありません。

FVGの使い方の例

よくあるのは、構造と組み合わせる方法です。まず市場構造の破壊を待ち、その動きが残したギャップを探し、オーダーブロックやディスカウント側(プレミアム/ディスカウント)と重なる場所でエントリー計画を立てます。SLはギャップの反対側の端の外に余裕を持たせ、利確は直近のスイングかSLの何倍かで決めます。倍率の決め方はリスクリワードレシオで解説しています。

実務上の注意が2つあります。

  • ロットはSLから決めます。 口座1,000ドル(約15万円)で1%のリスク(10ドル)、SLが12pipsなら、EURUSD のロット数は 10 ÷(12 × 10)≒ 0.08ロットです。詳しくはポジションサイズをご覧ください。
  • 悪いタイミングでの約定に備えます。 ギャップは速い相場で生まれ、スプレッドが広がってSLがずれやすい場面と重なります。取引時間を確認し、重要指標の前に小さいSLを置くのは避けましょう。

よくある間違い

  • すべてのギャップをトレードにする。 1通貨ペアで約3年に1,000〜2,000件も出るので、自分の見方に合う1件は必ず見つかります。
  • 大きさを無視する。 15pipsの足にできた1pipsのギャップはノイズです。
  • 埋まったら反転だと思う。 トレンドの途中で埋まっても、そのまま進むことがあります。
  • ギャップに入ってからSLを動かす。 入る前に、何が起きたら無効にするか(たとえば反対側の端を終値で超える)を決めておきます。
  • 検証しない。 30〜50件の過去のギャップをRで記録してから、お金を使うか判断してください。

関連記事:SMC(スマートマネーコンセプト)、リクイディティスイープ、プライスアクション、損切り。

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